大国祷会 2025年2月11日
荒行の日
2025年2月11日、長勝寺の荒行を見にいってきました。晴天とは言え、身を切るような寒さでしたが、たくさんの人が集まっています。荒行の日とは言え、なんとなく春を待つ穏やかな空気が流れています。


9時半ごろに長勝寺に着きましたが、すでに水場のまわりはカメラを手にした男女でいっぱい。
中にはカメラにビニールシートを掛け、レインコートを着込んだおじさんもチラホラ。何度も撮影に来ていて、要領が解っているようです。
撮影ポイントをキープして、あとは開始をじっと待つだけ。どんどん人が集まってきました。
境内には信者の方も増えてきて、水場の前に陣取っています。



荒行始まる
10時半頃、修行僧の皆さんが水場にやってきました。いずれも100日間の修行を続け、髭が伸びています。水場の前では日蓮信徒が待ち、行者の白衣を受け取ります。




ふんどし姿になった行者がお経を高らかに唱えながら、水場の四面につきます。いよいよ荒行の始まりです。




大きなかけ声を掛けながら、頭から何度も水をかぶります。しぶきはあたりに飛び、信者は手を合わせて「南無妙法蓮華経」を唱えています。カメラマンはいいショットが撮れるかどうか必死。












荒行の終わり
各組ごとに修行が終わると、下駄を履き、白衣を着せてもらいます。これで晴れて100日の勤行が終わり、若い修行僧の顔にはホッとした表情が見られます。終わって修行僧は帝釈堂で式があるようで、そちらに向かいました。




荒行は4人ずつ、3回に分かれて行われました。11時頃終了。およそ30分ほどの行事でした。みなさん、良い写真は撮れたでしょうか。私は念願の長勝寺荒行を見ることができて満足です。カメラウォークの仲間二人と鎌倉駅まで歩き、あしな屋のサンマーメンを食べて帰りました。